ERは、日々逼迫する救急医療の現場において、中河内医療圏を中心に、年間10000件以上の救急搬送を受け入れる地域の中核的な存在です。大阪市や堺市など隣接地域からの依頼も多く、地域を越えた救急医療に貢献しています。
当院は【救急ホットライン】に加え【脳卒中ホットライン】【循環器ホットライン】も整備し、迅速で的確な対応に努めています。ERでは、救急搬送の初期対応だけでなくIVR(血管内治療)や緊急内視鏡処置といった高度で専門的な医療も行っており、看護師をはじめ医師やコメディカルスタッフがチーム一丸となって迅速かつ的確な対応にあたっています。
看護師は多様な疾患や状況に対応する為、幅広い知識と技術を日々学び、スキルを磨き続けています。
当院は現在、病院機能拡充のための工事を行っています。終了すればERの初療室が4床から5床に増え、新たなシステムも導入予定です。
複雑化する医療ニーズに対応しながら、地域の皆様に安心と安全を提供する。それが私たちERの使命です。
「1つの判断が命を救う。そんな現場で自分の成長を実感しています。」
ERはとにかく「一瞬の判断」が求められる現場です。最初は緊張の連続でしたが、先輩達が常に側でサポートしてくれたおかげで、少しずつ自信を持って対応できる様になりました。
「専門性の高いスキルが身につき、救急の枠を超えたスキルが身につきます。」
IVRや緊急内視鏡など行った専門性の高い処置にも関わる機会があり、救急の枠を超えた看護スキルを身に付けられるのも、このERの魅力です。判断力・対応力・観察力全てが鍛えられます。
ICU(8床)は、重篤な急性臓器機能不全や高侵襲な手術後の患者様を対象に、24時間体制で高度かつ専門的な集中治療を行っています。重症内科系疾患、心臓血管外科・脳神経外科術後、緊急手術後の患者さまなど、重症度の高いケースが年々増加しており、高度な判断力と迅速な対応が求められる現場です。
当部署では、呼吸・循環の緻密なモニタリングを実施しており、EIT(電気インピーダンス・トモグラフィ:電極を胸部に装着して電気抵抗の変化を測定し、肺の換気分布を画像化する技術)装置やECMOといった高度医療機器を積極的に導入しています。
1日1回の他職種カンファレンスを通じて、医師・看護師・臨床工学士・薬剤師・リハビリスタッフなどが緊密に連携し、チームで患者様の回復を支えています。
今後は、ICU看護の専門性をさらに高めるため、看護師の増員や教育体制の充実を図り、2026年3月には20床に増床していく予定です。私たちは、安全文化を大切にしながら、ガイドラインに基づいた質の高い集中治療を提供し、すべての患者さまが1日でも早く回復出来るよう努めています。
「患者さんの“いのち”に真剣に向き合える場所です。」
ICUでは、日々重症な患者さんと向きある緊張感がありますが、その分、1つひとつの判断やケアの重要性を強く感じられる現場です。患者さんが、回復して一般病棟に移る姿を見ると、本当にやりがいを感じます。
「高度な知識と技術を、仲間と一緒に高められる環境です」
人工呼吸器やECMOなど専門的な機器を扱う機会も多く、スキルアップ出来る環境が整っています。1日1回のカンファレンスでは、他職種と意見を交わす中で新たな学びも多く、チームで支えているという実感があります。ハイレベルな現場ですが、看護のやりがいと成長を両立出来る職場です。先輩のサポートも手厚く、安心して成長出来ます。
HCU(30床)は、ICUと一般病棟の中間に位置する高度治療室で、一般病棟では対応が難しい重症度の高い患者さまや、病状が不安定な方を対象とした部署です。ICUからの段階的なケアの提供や、緊急入院・術後の集中的な看護など、幅広い急性期医療を担っています。
対象となる診療科は、内科・脳神経外科・呼吸器内科・循環器科・心臓血管外科・整形外科など多気にわたり、年間2100名の患者さまを受け入れています。救急搬送や手術後の管理など、高度な判断と看護技術が求められる現場です。HCUでは、安全かつ質の高い看護の提供を目指し、日々のケアの標準化や褥瘡予防策、栄養・リハビリカンファレンスの実施など、チームでの連携強化にも取り組んでいます。
また、認定看護師や特定行為看護師など、スペシャリストの「育成にも力を入れており、スタッフ一人が専門性を高めながら成長出来る環境を整えています。「急性期の真ん中」で、患者さまに寄り添い、確かな看護を届ける。それが私達HCUの使命です。
「毎日がチャレンジ!でもその分、やりがいも大きいです。」
HCUでは、急に病状が変化する患者さんも多く、気が抜けない場面もあります。でも、チームで連携して乗り越えた時の達成感や、回復していく患者さんの姿を見ると、「この仕事をしていて良かった」と思えます。
「チームワークの良さが自慢です」
看護師だけでなく、医師やリハビリスタッフ、薬剤師とも距離が近くて、何でも相談しやすい雰囲気です。忙しい時ほど「大丈夫?」と声をかけ合える、そんな温かい職場だから安心して働けます。
「色んな経験が、確実に自分の力になる」
内科も外科も幅広く学べて、毎日が勉強。でも先輩たちも丁寧に教えてくれるので、少しずつ自信がついてきました。「急性期で成長したい」「もっと経験を積みたい」という人には、ぴったりの環境だと思います。
“最先端技術とチームの力で、安全・安心な手術を支える”
手術室は、現在8室を稼働しており、病院機能拡充のための工事が終了すると10室となる予定です。
2024年には6565件(うち緊急手術342件)の手術を実施しました。幅広い診療科に対応し、専門性の高い手術にも柔軟に対応できる体制を整えています。
手術支援ロボット(ダヴィンチ)に加え脊椎手術に特化した(Mazor X)を導入し、今年度は(Saroa)の導入も行いました。より低侵襲で安全な手術の提供に向け、他職種で連携しながら取り組んでいます。また、医師・薬剤師・看護師で構成される「疼痛管理チーム」にて術後の痛みの緩和や早期回復に向けたサポートを強化しています。
術前からの支援体制も充実しており、今後「手術支援外来」として外来枠を拡大予定です。高齢患者さまの増加に伴い、一人ひとりに寄り添った周手術期看護がますます重要になっています。
手術室では、専門性とチームワークを活かして、患者様の命と安心を支える看護に取り組んでいます。
「チームで命を支える現場だからこそ、成長出来る自分がいる」
手術室は1分1秒を争う現場ですが、緊張感の中にもやりがいが詰っています。患者さんとは、直接会話する機会が少ない分、術前・術後の情報を把握し、チーム全体でひとりの患者さんを支える力が求められます。最初は不安もありましたが、チューター制度や周囲の先輩の手厚いサポートがあり、着実にスキルを身に付けることが出来ました。
「技術だけでなく判断力・対応力も大きく成長した」
忙しい日々ですが、チームワークが良く相談しやすい環境なので毎日安心して働けています。また「疼痛管理チーム」や「手術前支援外来」など、患者さんにより良い医療を届ける取り組みに関われるのは、当院ならでは魅力です。専門性を高めたい方、やりがいある看護を求めている方には、きっとぴったりの場所です。
“がんと向きあう患者さまに、安心と確かな支えを”
臨床腫瘍センターでは、肺がん・大腸がん・胃がん・膵がん・胆道がん・悪性リンパ腫など、幅広いがん疾患の患者さまに対して外来での抗がん剤治療を行うとともに入院患者さまの治療も行っています。
治療は、医師・薬剤師・看護師がチームとなって、副作用の確認や生活面の不安のご相談に丁寧に対応しています。
がん専門薬剤師や、がん薬物療法認定看護師といった専門資格を持つスタッフも在籍しており、専門的な知識と経験を活かしたきめ細かなケアを提供しています。
治療中に体調の変化があった場合も、すぐに対応出来る体制が整っており、「安心して通えるセンター」として,多くの患者さまにご利用いただいています。また、抗がん剤による副作用への具体的なアドバイスも積極的に行っており、治療と生活の両立を全力でサポートしています。
がんと向き合う患者さまの「治療を受けながらも、自分らしく過ごしたい」という思いに寄り添いながら、私たちは常に温かく、専門性の高い看護を提供しています。
「患者さんと一緒に、がんと向き合い、支え続ける看護がここにあります」
臨床腫瘍センターでの看護は、治療そのものを支えるだけでなく、患者さんの生活そのものを支える仕事だと日々感じています。がん治療は、長期にわたることも多く、不安やつらさを抱えながら通院される方がたくさんいます。そんな中で患者さんの笑顔が見られると、達成感が感じられます。
「患者さんが自分らしく生きることを支える場」
臨床腫瘍センターは「治療の場」であると同時に「患者さんが自分らしく生きることを支える場」その思いを胸に日々のケアに取り組んでいます。専門資格を持つスタッフも多く専門性を高めたい方や、患者さんとじっくり関わる看護をしたい方には、きっとやりがいを感じられる場所だと思います。
4階東病棟は、脳卒中や脊椎脊髄疾患、神経難病、眼科手術など幅広い疾患に対応する急性期病棟(45床)です。
高次脳障害や認知症、せん妄などへの対応も多く、看護師としての観察力・対応力が磨かれる病棟です。患者さんにとって安全で尊厳のあるケアを心がけています。
入院早期からリハビリや栄養・薬剤管理を開始し、必要時は、精神科リエゾンチームなど他職種値連携して、患者さんのADL回復・社会復帰を目指すサポート体制が整っています。カンファレンスや主治医とご家族の面談にも積極的に看護師が関わり、意思決定支援や安心感のあるコミュニケーションを大切にしています。
病棟には明るく前向きなスタッフが多く、協力しながら患者さんの“その人らしい生活”を支えていくことにやりがいを感じています。
「幅広い症例に触れられて、毎日が成長のチャンスです!!」
脳卒中や神経難病、せん妄など多彩な患者さんに関わることで、“観察力・判断力・コミュニケーション力”が、ぐんと伸びました。リハビリや面談にも関われるので、退院後の生活まで見据えた看護が実践できます。
「チームで支え合う雰囲気が心強いです。」
忙しい中でも、スタッフ同士の連携がスムーズで、声をかけ合える安心感があります。新人さんやブランクのある方も、周りがしっかりフォローするので心配はいりません!
「患者さんの回復をチームで支える喜びを、一緒に感じてみませんか?」
5階東病棟は、循環器科・心臓血管外科の専門病棟(44床)として、心筋梗塞や狭心症、心不全、冠動脈疾患・不整脈治療を中心に、幅広い心臓・血管の疾患に対応しています。また、創傷センターと協力し下肢閉塞性動脈硬化や重症虚血肢への治療も積極的行って言います。
2021年に開設された心臓血管センター、さらに2022年には‘循環器ホットライン’設置し、24時間365日、中河内医療圏の緊急心疾患に迅速に対応。地域の皆様の「いのちを守る窓口」としての役割を担っています。
心不全患者さんには心不全手帳を活用し、退院後も外来フォローを継続しています。病棟の雰囲気は明るく、スタッフ同士のチームワークも良く、患者さんやご家族が安心して療養できる環境作りを大切にし、いつでも笑顔で対応いたします。
「ひとりでも多くの命を救いたい」「少しでも、その人らしい地域で暮らして欲しい」そんな思いを胸にこれからも私達は地域と共に歩んでいきます。
「循環器・心臓血管外科の最前線で、“看護の力”を実感できます」
5階東では循環器・心臓血管外科の症例が豊富で、毎日が学びと成長の連続です。カテーテルや手術、急変対応など、専門性の高い看護を実践できます。
「チームで支え合うから、成長も安心もある」
先輩も後輩も気さくで、困った時は必ず誰かが声をかけてくれます。新人も経験者も、それぞれのペースに合わせてしっかりフォローしてくれるので、安心してスキルアップできます。
「患者さんの‘今’と‘これから’を支える看護がここにはあります!」
「いのちを守る現場で、自分の力を試したい・伸ばしたい方にぴったりの病棟です!!」
6階西病棟は、整形外科・耳鼻咽喉科を中心とした急性期病棟(45床)です。整形外科では、主に大腿骨近位部骨折、人工関節置換術、脊椎手術などの手術が多く、2024年は、年間941件の手術を実施しました。入院患者の半数以上が緊急入院であり、その多くは高齢者の転倒による骨折です。
当病棟では、骨折リエゾンサービス(FLS)を導入し骨粗鬆症治療や転倒予防、再骨折防止に多職種で取り組んでいます。医師・看護師・理学療法士・医療ソーシャルワーカーなどが連携し、入院から退院まで一貫したサポートを提供しています。今後も、退院支援のさらなる充実を図り、介護申請の案内や地域との連携を強化していきます。また、クリティカルパスを活用し、チーム全体で質の高い医療・看護を提供していきます。
患者さんと、ご家族に「ここに入院して良かった」と思っていただけるよう、安心と満足を届ける病棟を目指しています。
「助け合える仲間がいるから、安心して働けます。」
急性期の整形外科ではスピード感のある対応が求められますが、困った時にはすぐに相談出来る雰囲気があり、経験年数に関係無く意見が言いやすい職場です。術後の患者さんの回復を見守る中で、自分の関わりが退院につながる実感が持てることが、やりがいであり本当に嬉しいです。
「専門性を高めながら、確実に成長できる場所」
骨折リエゾンサービスやクリティカルパスなど、学べる仕組みが整っていて、知識や技術を深めながら働けます。
先輩のサポートも丁寧で、新人でも安心して成長できる環境だと思います。